Date 2010.09.01-09
南アフリカ共和国 キャピタル・アーツ・フェスティバル芸術祭
高円寺阿波おどり連協会には現在28の加盟連があり、それぞれの連が阿波おどりを通じて積極的な社会活動を行なっています。今回は南アフリカを訪問した菊水連のレポートをお届けいたします。
菊水連は、日本と南アフリカ共和国との国交100周年を記念して行われた「キャピタル・アーツ・フェスティバル芸術祭」の出演のため、2010年9月1日から9日まで南アフリカに行って参りました。
プレトリア国立劇場で開催された公演は、阿波おどり「菊水連」と和太鼓の「響座」が出演しました。 2日間の公演とも観客総立ちの拍手の中で終了し、新聞でも写真入りで取り上げられるなど反響の大きさを実感することができました。
またヨハネスブルクのエイズケアセンター、ソウエトのオルランド孤児院などでも踊らせていただきました。
南アフリカはエイズが蔓延し、平均寿命は50歳を割り込む国です。
今回参加した連員の中には小学生、中学生、大学生も含まれていましたが、現地の子供達が直面している事態と、その先を見据える彼らの希望や心の強さを目の当たりにし、また一般市民との交流を通じて、ほんの一部ですが南アフリカの抱える問題、それに向き合って自らの課題をも感じとることができました。
それぞれが感じ得たものは違っていても、今回の交流で出会った多くの人々の温かさを忘れずに日本人として、そして一人の人間としてこれからの活動に生かして行くとともに、今後とも阿波おどりによる国際交流を続けて行きたいと考えています。